■ 読本紹介 2006年4月


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 彩雲国物語 はじまりの風は紅く / 雪乃紗衣 (角川ビーンズ文庫)


秀麗 (しゅうれい) は彩雲国でもピカいちの名家・紅家のお嬢様。
なのに家計は火の車。明日のごはん代を稼ぐため、舞い込んだオイシイ話に飛びついたのはいいけれど、
その依頼ときたら、即位間もない 「ダメ王様」 教育係で、しかも、お仕事期間中は貴妃として後宮に入れというものだった。


顔は十人並みというのを気にしている秀麗だが、それを補って余りある、行動力と人望。
性格もいいし、頭も切れる。こんな主人公で、いいのか?!
と、思いきや、周りにも切れ者や曲者やら、ごろごろしている。
大ばか者は 「主上」 こと劉輝 (りゅうき) くらい?!

気になっていたこのシリーズ。
買おうと思ったのは、アニメが始まり、それがちょっとよかったから。
さて、続きも楽しみに、読んでまいります。




彩雲国物語 花は紫宮に咲く

 彩雲国物語 黄金の約束 / 雪乃紗衣 (角川ビーンズ文庫)


彩雲国に暑い夏がやってきた。
朝廷の所官は夏バテと超過勤務で次々とダウン。
人手不足を補うため、紅家のお嬢様 (でも貧乏) ・ 秀麗にお呼びがかかる。
だが、外朝は女人禁制、それに春先に求愛を蹴って後宮を辞した手前、城内をウロウロして、王様にばったり会ってしまうのもマズイ。
男装し、一ヶ月限定の仕事をこっそり始めた秀麗だったが・・・。


またまた、とんでもなく変な人たちが出てきました。
尚書コンビ(?)の紅 黎深(こう れいしん)と、黄 奇人(こう きじん)。
燕青(えんせい)のおかげでクールビューティ (笑) だと思ってた静蘭もどんどん口悪くなるし、本性発揮するし。
じーちゃんズも奇妙な係わりを見せるし。
この話の作者が考えた最初ってたぶん、三師と先王の話だったんだろうな〜と思ったり。
王様と秀麗の恋話になると思いきや、90度くらい方向転換。だけど、面白い。




伯爵と妖精 あいつは優雅な大悪党

 伯爵と妖精 涙の秘密をおしえて / 谷 端恵 (集英社コバルト文庫)


妖精博士 (フェアリードクター) のリディアはスコットランドで休暇を過していた。
雇い主で、彼女を婚約者扱いする妖精国 (イブラゼル) 伯爵・エドガーを好きになってしまうのが怖くて。ロンドンから逃げてきたのだ。
ある日、妖精国伯爵のの先祖にまつわる話を聞いたリディアは、真実を確かめようと、人魚 (メロウ) の一族が棲むマナーン島へ向かう。
その頃ロンドンでは、エドガーと親交の深い画家のポールのもとに不思議な少女が現れて・・・!?


そろそろ、認めてしまおうよ、二人とも。って感じ(笑)
まあ、そうしたらそうしたで、問題は山積みなんだろうけど、そろそろ、ね。
ついに、プリンスとの死闘に突入しそうな気配で、いやだなぁ。
さわやかで、ちょっと切ないお話希望(笑)







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