■ 読本紹介 2005年6月


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 裁きの血 / 十波 妙子 (新書館 ウィングスコミック)


平均寿命が25年という短命な民族の国、カストラル。
小さい頃に忍び込んだ王城で、 自分を助けてくれた青い血を持つお姫様に会うために、騎士になったビスキュー。
ところが、城で出会ったのは、ちょっとイジワルな若い王、エルドラで・・・。


前に読んだ話だけど、読み返しても面白かった。 (新たな発見あり!)
面白くて、ちょっと切ない 「裁きの血」 シリーズ第一巻。



 誠実な詐欺師 / 十波 妙子 (新書館 ウィングスコミック)


獣石 (シェルロック)。
獣石の結晶は鍛え上げれば非常に強い騎士の剣になる。
生きた結晶には全てのものになり得る能力があり、育てるもの、あるいは孵化させた者の望みの姿に変わることができる。
剣を造るために死んだ獣石のかけらを集めて旅をしている魔法使い。
孵化寸前の獣石に、彼は 『騎士(ナイト)』 の名を与える。毛色の美しい嵐の夜の色 (ストーミー・ナイト)。
灰色はがね。
そして、 「ナイトリー」 が誕生する。


「裁きの血」 にチラリと出てきた騎士に玉兎一族やらも名前だけ出てきて、関係が気になる気になる。
ナイトリーとロズウェルの珍道中 (?笑) はもっと見たい!



 裁きの血2 密約の血  / 十波 妙子 (新書館 ウィングスコミック)


ベクレルを目指して旅を続けるエルドラとビスキュー。
共に旅するうち、ビスキューは日々大人の男に成長してゆく。
エルドラはそれをほのかに寂しいような複雑な気持ちで見守るが、ビスキューの成長は同時に、彼の命の火が尽きる時へ近づいていることでもあった。


「裁きの血」 と 「獣石」 の伝説が重なり合うエルドラとビスキューの物語。
やっぱり、切ないです。何度、読んでも涙です。



 名残の花  / 十波 妙子 (新書館 ウィングスコミック)


一人ぼっちのエーレは、手品を 『魔法』 として売り歩いていた。
そんなエーレがある街角で、不思議な緑の目をした灰色の猫と出会う。
愛想の悪い灰色猫と、愛犬セブンと暮らしていたある日、魔物に襲われたエーレの目の前に長身の騎士が現れた。 ・・・あの人が帰ってきたの・・・!? そう呟くエーレだが・・・


「裁きの血」 の少し前。エーレと灰色猫・ナイトリーのお話。
ただの、ナイトリーの話と思いきや! まさかエーレがお母さんだなんて、思いもつかなかった(苦笑)
しかもナイトリーが・・・
少しだけ謎が解けて、また謎が深まった一冊でした。






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