■ 読本紹介 2003年1月


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 今日から(マ)のつく自由業! / 喬林 知  (角川ビーンズ文庫)


野球好きのごく普通の高校生、渋谷有利は知り合いが絡まれている所を持ち前の正義感で助けるが、逆に自分がヤンキー達に絡まれ、公園のトイレに顔を突っ込まれる。
が、上からの圧力とは別に何かに吸い込まれて・・・
水洗トイレからスターツアーズ。
テーマパークのような世界に行き着いたユーリは、そこで自分が 『魔王』 だと告げられる・・・。


思いっきりファンタジー (RPG?) な世界なのに今時の少年・ユーリの1人称解説はパニックだらけで笑える。
魔王という設定も、面白い。



 少年陰陽師 禍つ鎖を解き放て / 結城 光流  (角川ビーンズ文庫)


安倍昌浩は13歳の半人前陰陽師。
妖異との闘いや療養で出仕を休みまくり、同僚から不真面目に見られるが、本当の事を話せず冷たく当たられる昌浩。
そんな時に何かと世話になっている藤原行成が怨霊に襲われ病に伏したと知らせが入り・・・。


物の怪のもっくんや父・吉昌の親バカっぷりがかわいいくて面白い。
昌浩の世間一般の立場みたいなのが初めて描かれていてよかった。 シリーズで一番好き。






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